行動に移す人25%
冒頭いきなりですが、「25%」この数字は実際に資格など取得して
行動に移している人
残りの70%は行動に移していない、残り5%はどちらともいえない。
ということになると聞いたことがあります。
世界のRYTヨガインストラクターの数は約8万人、日本は約2000人
日本はスクールに入学しヨガインストラクター資格RYT200を学んだ人は多いのですが
実際に全米ヨガアラアンスに登録している、RYTインストラクターとして活動しているのは約2000人程と少ないのです。
なぜ日本はRYT200資格を取る人は多いけど
実際活動していない方が多いのでしょうか?
そしてなぜ「ヨガ資格意味ないよ?」といわれるのか、
意味のある資格にするためにはどうしたら良いのでしょう?
ヨガインストラクター資格を取得しても70%が行動しない訳
しないというより、できないの方が合っているかもしれません。
ヨガ資格スクールでの学びの大半がインプットです。
ヨガのポーズアサナの解説や練習、
人体の仕組みを知り安全にヨガレッスンを行うための解剖学、
人生とは、生き方について学ぶヨガ哲学、
他カリキュラムはスクールによりますが基本大半がインプットの授業です。
知識は入ってきたけど出す場、機会ががない
ここが大きなターニングポイントだと思います。
重要なのがスクールでの内容、アウトプットが無いまま卒業も!?
インプットはあくまで情報や知識を学んだ。という事です。
アウトプットはその情報や知識を自分の中に落とし込み
自分の言葉で伝え、伝わることがアウトプットです。
「アウトプット」=「レッスンする練習」なくしては
ヨガインストラクターとしてレッスンできるようにはなりません。
練習無しでレッスンできるのであればその人は
天性の素質があるか、
元々教える事を仕事でしている、
言語化に慣れているか、のどれかでしょう。
インストラクターになるために大切な
アウトプットする機会がスクール在校中にほとんどなく、
レッスンする練習していない状態のまま卒業するスクールがほとんどのため
資格は取ったけどレッスンのしかたがわからない、教えることができない、
資格は取得したけど「ヨガ資格意味ない」となることが多いのです。
意味のないものでなく意味のあるものにするために。
インプットとアウトプットは脳で行う作業が全く違うため、
アウトプットはできるようになるために時間がかかります。
アウトプットはすぐにできるものではなく繰り返しの練習が必要です。
とにかく繰り返し「振り返り」「修正」をしながら続け、
レッスンすることに慣れる、
スキルを上げる、
経験を積む他に方法はないのです。
ここで挫折する人多数!現場のインストラクターとの壁を感じる
レッスンしているインストラクターはすらすらと生徒さんを誘導する
インストラクション「言葉」が出てきます。なので簡単そうに見えますが、
そこまでになるには練習や経験をし慣れているから。
実際「自分」がやってみると
思った以上に言葉が出てこない、出来ない、凄く難しい、となるのです。
やっことがないので出来ないのは当たり前なのですが、ここまで
すでにインストラクターになるためのヨガの資格の勉強をし卒業しているため、
ここからさらに
「自分でレッスンをする」という新たな勉強をする、
もうすぐインストラクターとしてスタートだと思っていたのに
最後の最後に1番難しいレッスンする練習を自分で勉強したり、
頭で考えている事を「言語化する」
という難関で挫折してしまうのです。
頭で考えている動きを言葉で説明する。
インストラクターはいとも簡単にやっているので「簡単そう」に見えますが、
実は今は見えない努力の積み重ね、積み上げた時間があり今があります。
安全に怪我の無いよう、どのような誘導方法であれば伝わるのかも考慮します。
インストラクションの練習無くして上手くはなりませんが、
レッスンをする「練習の機会」、「フィールド」がないのが現実です。
なぜスクールでアウトプット、レッスンする時間がないのか
多くのスクールはレッスンするアウトプットの時間がほとんどありません。
インプットがほとんどでアウトプットはわずかで卒業します。
なぜなら
「感覚的な事」を教えるのは難しい、
レッスン構成をマニュアル化した方が「教えやすい」からです。
またはトレーナーが受講生をインストラクターとして育成するスキルが無いのです。
レッスンをマニュアル化したり
セリフのような文面を渡されて15分ほどのレッスンをしただけ
レッスンは誰かに受けてもらってレポート提出で卒業する場合もあります。
先生や仲間からのフィードバック、修正、アドバイなしで卒業しては卒業後、
よほど自分自身で努力しない限りこれで合っている間違っているのかもわからず、
どこをどう修正して良いの?「わからない」「出来ない」となってしまいます。
反対にアウトプットの時間を多く設け
受講生が自分でレッスンを作りアウトプットをする事を繰り返し行っているスクールもあり、その場合、スクール卒業前からレッスンすることに慣れてきているので
卒業後もレッスンすることに抵抗を感じることはなく
インストラクターとしてのスタート地点に立てている状態となります。
スクール選びで確認しておきたいポイント
入学する前にアウトプットの時間をどの位設けているスクールなのか、
アウトプットする事が大切、などは受講者はわからない事です。
これはもはや運とも言ってしまえる位
どの「スクールにするかによって大きな別れ道」となりますが、
受講時間や受講料は受講生にどの位の時間をスクールトレーナーがついて一緒に学ぶのか、質、内容、トレーナーのスキルが現れていると考えてもいいでしょう。
タイパ、コスパで選ぶのももちろん良いです。
自分が「卒業したらどうなりたいのか」を考慮してスクールを選び
今、時間をかけてレッスンできるようになる所までするのか、
早く資格を取って自分でアウトプットの機会を持ち練習するのか、は
その人次第です。
スクール卒業後、行動に移せるか?
やった事がないことはできないのは当たり前ですが、資格取ったのに
出来ない、難しい、やり方がわからない、向いていないのでは?と、
どんどんネガティブな方向に意識は行き結果、
行動に移せない、移さない人、が70%となります。
25%は初めから上手く出来るはずはない、だから練習しよう、とにかくやってみようと
行動、レッスンする練習をした方、
ヨガインストラクターである事を知ってもらいレッスンするフィールドを作れた方、です。
行動すれば、レッスンの練習をすればするほど
「経験値が上がり」
「レッスンするフィールド」が増えます。
機会が増えれば生徒さんやヨガで繋がる仲間も増え
さらに繋がりが増えレッスンする機会も増えていきます。
経験やスキルアップしていうちに気づいたらレッスン数も生徒さんも増えている。
最初は小さい芽かもしれませんが諦めずコツコツと続ければいずれ大きな実をつけます。
ヨガインストラクター求人の募集要項もほぼ経験者なので「私は経験者です。」と
言えるくらいまでレッスンをする、そこにかかる時間を惜しまない事も大切です。
他にもヨガインストラクターである事を「言う事」は
自分自身にも周りにもヨガインストラクターである事を認識するため必要です。
レッスンできるようになったらダメもとで聞いてみる
多くのスタジオでヨガインストラクターを募集する場合
大手、チェーン店がは募集広告を出し求人する
個人経営のスタジオは繋がりや紹介です。
大手希望の場合は応募サイトなどからオーディションという流れですが
個人経営スタジオの場合は誰かいい人がいたらお願いしたい、が多いため
大々的に求人に広告費をかけません。ヨガインストラクターである事を伝え募集しているか聞いてみたら「ちょうど探していた」、
お気に入りのカフェでヨガレッスンできるか聞いてみたら「やってみよう」と言ってもらえたなど、の話もあります。
チャンスはどこにあるかわからないのでレッスンできる準備をしておきましょう!
「継続」という壁で「続けないことを選択する」人も。
実がなるまでには時間がかかります。
この時間を費やすことは簡単ではありません。
人はすぐに結果を求めたくなりますし、評価も欲しくなります。
他のインストラクターと比べて出来ていない事ばかりに目が行き
焦り、不安になり継続する事が苦痛になります。
継続はとても難しいことです。
思っていた結果、成果が出ないと焦り、結果辞めてしまうのです。
筆者の同時期に卒業した方は他曜日のクラス合わせ約16、7名ほどで
卒業時から3年までは約10名が活動していたましたが
10年以上経った今でもヨガインストラクターをしているのは2、3名です。
そう考えると日本で全米ヨガアライアンスRYTを登録している人が約2000人というのも納得かもしれません。
意味のある資格にするためには
準備する
行動する
スキルアップのための勉強をする
チャレンジする
継続する
自分もお客様も環境も変化していくことを理解する
感謝する
誰かではなく 自分で「~する」ことを続けていくことかもしれません。
文:ジュンコ(Junko Tagawa)
アールユーシーヨガアカデミー代表
RYT200,500(300),RPYT,YACEPリードトレーナー
国内1位、1万時間以上の指導経験のあるヨガインストラクター育成専門トレーナー
全米ヨガアライアンス認定校
ヨガインストラクター育成専門スクールで学ぶ
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